6月の花 -カンパニュラ-
暑い日が増えてきました。
涼しい風が気持ちいい季節ですね、みなさまいかがお過ごしですか。
今月の花はかわいい形の「カンパニュラ」です。
日本では風鈴のような見た目から「風鈴草」とも呼ばれています。
外国でも、「ベル・フラワー」と呼ばれているそう。
淡いピンクの色合いも、ぷりぷりした花の形もかわいいですね。
花が釣り鐘のような形をしていて教会の鐘が連想されることから、
「感謝」、「誠実」といった花言葉がついています。
お誕生日、送別会などの場面で送る花束にも人気なんだとか。
今回は凉しげなアジサイのお花と一緒に生けてみました。
アジサイの明るい水色とのコントラストもかわいいですよね。
今月の花、可憐なカンパニュラ。
いらした際にはぜひご覧ください。
5月の花 -アリウム-
風薫る季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしですか。
今月の花はまあるい「アリウム」です。
ネギの仲間なので、形がネギの花にそっくりです。
学生時代にいけばなを習っていたので数年ぶりに剣山を使って活けてみました。
私の好きなゲーム「マインクラフト」に出てくるので名前は知っていましたが
実物は初めて見ました。
再現度が高いです。
白いお花がついた枝はバイカウツギ(梅花空木)です。
これも初めて見ました。
低い位置にある葉っぱはレモンリーフです。
葉がレモンの形に似ているツツジ科の植物で、柑橘類ですらありません。
(お花屋さんで「これはレモンの香りがするんですか?」と聞いて恥をかいたのは内緒です)
アリウムの花言葉は「円満な人柄」、「正しい主張」、「くじけない心」などです。
今月はさわやかなアリウムたちが、お客様をお迎えいたします。
4月の花 -ガーベラ-
新年度になりましたが、みなさまいかがお過ごしですか。
今月の花は「ガーベラ」です。
日ごとに暖かくなる春の太陽のようですね。
ところで、4月18日は「ガーベラ記念日」ですが、ご存じでしたか?
・4月がガーベラの出荷最盛期であること
・日本で初めて「ガーベラ」という名称が登録されたのが1958年の4月であること
・「よいはな」の語呂合わせになっていること
等が理由だそうです。
他のお花はカーネーション、スターチス、マーガレットです。
オレンジ色のガーベラの花言葉は「冒険心」「我慢強さ」。
冒険は「動」、我慢は「静」を連想させますが
相反する2つの要素を兼ね備えていて面白いですね。
ガーベラは花びらの発色が鮮やかで美しいので
事務所にお越しの際はぜひ間近でご覧いただきたいです。
3月の花 -桜-
日ごとに暖かさを感じられるようになりましたが、
みなさまいかがお過ごしですか。
今月の花は「桜」です。
花屋さんへ行った際、入り口近くに置かれた桜が目に留まりました。
そろそろ桜の開花予想が気になる季節。
事務所でも春の訪れを感じられるかと思い、
今月のお花に決めました。
見た目の美しさ、あっという間に散ってしまう儚さ。
日本人に愛される花の代表といっても過言ではない桜ですが
日本では100種以上の桜が自生しており
これらから育成された園芸品種は200以上あるそうです。
今回事務所で飾っているのは啓翁桜。
比較的早い時期から市場に出回る冬桜で、
花が細かく淡いピンクの色が特徴です。
事務所に連れて帰ってきた日にはまだ蕾でしたが
枝のてっぺんから次々に開花していく姿にいとしさすら覚えます。
そんな啓翁桜の花言葉は「純潔」「精神美」。
可憐な花にぴったりですね。
というわけで今月の花は「桜」でした。
事務所にいらした際にはぜひ桜を見て春を感じてください。
2月の花 -フリージアと雪柳-
まだまだ寒い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしですか。
今月の花は「フリージアと雪柳」です。
2月のお花を探しにお花屋さんへ。
色鮮やかでかわいらしい花がたくさんあり、優柔不断に迷っていたところ
お花屋さんに勧められたのが、
「フリージアと雪柳」でした。
春の訪れを予感させる、早春のお花だとか。
フリージアは、日本では別名「菖蒲水仙」(似ていることから)や
「香雪欄」(甘い香りから)などと呼ばれているそうです。
花言葉は、色によって異なるらしく、黄色は「無邪気」。
色みも、かわいらしい姿も、元気をくれる感じがして納得の花言葉ですね。
雪柳は、日本や中国が原産で
開花時期を迎えると、細い枝いっぱいにたくさんの白い花をつける姿が
雪が降り積もったようにみえることから名付けられたそう。
花言葉は、「愛らしさ」「賢明」「静かな思い」
小さくて可憐で、一生懸命に咲いている姿。
こちらも納得の花言葉です。
どちらもアレンジメントのメインとなるよりも、
脇を静かに、華やかに飾ってくれるお花ですが、
今回は、主役になっていただきました。
というわけで今月の花は「フリージアと雪柳」でした。
1月の花 -アルストロメリア-
最強の寒波が襲来している東京ですが、みなさまいかがお過ごしですか。
今月の花は「アルストロメリア」です。
花屋さんに行った際に、華やかさが目に飛び込んできたので、
そのまま事務所まで一緒に連れて帰ってまいりました。
まだら模様、縞模様の花びらが特徴的なお花です。
よく見ると葉っぱも特徴的ですね。
南米原産のお花で、スウェーデン出身の植物学者が、
親友の名前にちなんで「アルストロメリア」という名前をつけたのだそうです。
日本では「ユリズイセン」や「ペルーのユリ」などと呼ばれているそうです。
切り花でも2週間程度きれいな状態が長持ちすることから、
「持続」という花言葉がついています。
色によっても違う花言葉があります。
ピンクのアルストロメリアの花言葉は「気配り」
白のアルストロメリアの花言葉は「凛々しさ」
赤のアルストロメリアの花言葉は「幸い」
etc...
アルストロメリアは品種がとても豊富で、100種類ほどあるそうです。
写真の色の他にも、青、黄色、オレンジなどの色があるため、
花屋さんによると、アレンジメントにとてもおすすめなのだそうですよ。
というわけで今月の花は「アルストロメリア」でした。
12月の花 - ブルーアイス-
寒さが増して、イルミネーションがキレイな季節になりました。
今月の花は「ブルーアイス」です。
色々な花がある中で、左側にニュッと伸びた緑の葉。
これがブルーアイスです。
園芸用に用いられるヒノキやマツなどの針葉樹の総称をコニファーと呼び、
ブルーアイスは品種名で、薄皮アリゾナ糸杉の栽培品種のようです。
コニファーの中でもブルーアイスはシルバーリーフと呼ばれる銀色を帯びた葉が美しく、
人気のコニファーのひとつだそうです。
クリスマスのアレンジメントでもよく見かける葉で、とてもいい森の香り。
ちょっと変わった色のカーネーションと一緒にアレンジしてみました。
最近は、ちょっとくすんだ色のカーネーションもたくさん出回っていて人気があると
花屋さんがおっしゃっていました。
今月はブルーアイスとカーネーション、バラたちがみなさまのご来訪をお待ちしております。
みなさまこの年末のご予定はお決まりでしょうか。
今年はクリスマス寒波が襲来するかもしれないらしく、冬本番の寒さになるようです。
暖かくしてよい年をお迎えください。
また来年、みなさまの元気なお姿にお会いできるのを楽しみにしております。
9月の花 - リンドウ -
暑さも少し和らいで、秋の気配を感じます。
朝晩はめっきり涼しくなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今月の花はリンドウです。
野山に自生する代表的な花のひとつ。
力強い生命力を感じますが、つぼみは上品で可憐な印象。
紫だけではなく、いまでは青・白やピンクなど色も豊富になりました。
このリンドウ、昭和初期から品種改良が進んでいまの形になったそう。
これまでは生け花の花材として重宝されていましたが、
品種改良によって茎が長く、花付きがよくなり
いけばなだけでなく仏花の素材としての利用価値が高まったことで流通が進んだようです。
たくさんのつぼみがついているリンドウですが、
栽培種では花が咲かないエゾリンドウ系がが主流とのこと。
切り花として流通しているリンドウはほとんど咲かずにその花を終えるようです。
リンドウは日本だけではなく中国原産でもある花。
漢名では『竜胆』と書きます。
リンドウの根が中国で漢方薬として使われていたのですが、
「竜の胆のように苦い」と例えたことからこの漢字が使われるようになったとのこと。
漢方で使われていたことから「いつまでも元気でね」と健康を願ったり
紫色が高貴な色であることから敬意の気持ちを伝えるなど
敬老の日のお祝いにも使われることが多いようです。
今月は鮮やかなリンドウが皆さまをお迎えいたします。
8月の花-ワイルドフラワー-
この夏は酷暑でしたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
今月はワイルドフラワーをご紹介します。
エキゾチックで、力強く、
エネルギッシュなワイルドフラワーたちは、
暑さに強くこの時期には強い味方の花たちです。
原産国は南アフリカやオーストラリアなどの南半球です。
まずはピンクッション。
その名の通り針刺しに針が沢山刺さっているかのようで、
一度聴いたら忘れない名ですね。
花ことばは「どこでも成功を」。
切り花で2週間から3週間ほど持ちます。鮮やかな赤が魅力的です。
こちらはワックスフラワー。
こちらもその名の通り花が艶々していて、
ロウが塗ってあるように見えます。
小さくて、かわいらしいこの花の花ことばは「繊細」です。
エリンジウム
「砂漠のバラ」と呼ばれるこの花は、
ユニークな形と質感で、アレンジに変化をつけたいときに重宝です。
花屋でよく見かけ、手に入り易いです。花言葉は「秘めた恋」
スモークグラス
イネ科のこのグリーンは、いかにも涼し気です。
1本だと印象が薄いのですが、束にすると渋くて洒落ています。
茎は空洞で折れやすいので注意して入れます。花言葉は「率直」です。
モンステラ
穴の開いた個性的なこの葉は、お馴染みです。
サトイモの仲間ですが、私はモンステラの花を見たことがありません。
鉢植えで花を咲かせるのは難しいそうです。
ワールドフラワーは、扱う時期や店が限られており、一般的な花より値段が高いのですが、
個性的な花たちが、目を楽しませてくれます。たまには良いものですね。
暑さが和らぐのは、まだ少し先になりそうです。
どうぞ、夏の疲れに気を付けてお過ごしください。
6月の花
梅雨に入り、雨の日も多くなりました。
湿度が高くて緑が瑞々しく、歩道の脇などでも美しく咲いているのを見かけます。
今月の花は紫陽花です。
あじさいの「花」のように見える部分は「装飾花(中性花)」という実を結ばない花のガク。
本当の花は、装飾花の中心にある小さな点のような部分で、
額咲きのものは装飾花に取り囲まれた中央部におしべとめしべのある「両性花」がついています。
店頭では鉢植えのものもよく見かけます。
最近は、カーネーションの替わりにと、母の日のプレゼントに選ばれることも多いようです。
今回は力強い色のものを選んでみました。
紫陽花の色は土壌のphによって決まるそう。
日本の土壌は弱酸性のことが多いため、青や青紫の紫陽花になりやすいそうです。
青、青紫の紫陽花の花言葉は『辛抱強い愛情』など。
雨の中、美しい花を咲かせる様子がそのようなイメージを連想させるのかもしれません。